なんてうまいもの...なんて贅沢な生活...

私は作り手が見えない大量の輸入食材によるジャンクフードは、言葉は悪いですが牛に使われる輸入飼料とどこが違うのだろうと常々考えていました。私自身もこれまでその食生活の中にありました。「飯を食うために働くのか、働くために飯を食うのか」食べることが機械的で味覚さえも意識できなくなり苦しんだ末、その世界から脱却しあらためて本来の味を持つ食材を求めたいと思うに至りました。

本当に美味しい無農薬・有機栽培野菜の味、これは近代農業以前の有機農産物を知らない私たちのような若輩者でも間違いなくわかります。自分自身がそうでしたし、私の友人も共通の認識を持ちました。これはちょっとした驚きでした。今ではこの点は現在ジャンクフードになれている若者たちにも理解していただけると感じています。つまりまだ今からでも食文化は守ることができると思うのです。この味覚の驚きを多くの人と共有したいと思っています。

うまいものはどこにあるのか?何なのか?ある知り合いのシェフが「有機野菜はシェフいらずだ」といっていました。私自身有機野菜を食べたときはこんなに野菜って美味しかったんだと感動してしまいました。本当にうまいものは高級レストランには無かったのです。それはしっかりと手をかけた畑にあるのだと実感してしまいました。

農家になるということは私にとって、うまい野菜を自分の手で作り、必然的に自然の中できちんと四季や風や太陽の光を感じて生活する。儲からないけど実は現代社会ではなんて贅沢な生活なんだと思い、いまからワクワクしてしまっています。

素朴だけどセンスのいい生活。何度も出てきますがこれが私の最も基本的なコンセプトの一つです。

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