私の考えている営農・野菜作りと農的生活の計画
 
〜理想と目標について〜

有機農業が何たるかそもそも論はここでは議論に及びません。
率直な私の目標とする野菜作りと農的生活を述べたいと思います。
私の目標は「完全無農薬・有機質栽培による作物の生産とエネルギー自給率向上」です。
農場経営形態としては「有畜複合型循環農業」を目指したいと思います。最終的には作物は米麦、大豆、粟などの雑穀と季節にあった旬の露地野菜、家畜としては鶏、豚、牛、が望ましいです。しかしながらはじめからは技量、コストと販売経営の問題からすべてを立ち上げることは不可能であることは明白です。したがって自分なりのステップを考えています。

Step1 堆肥露地野菜作りと作り
すべては土作りにあると思います。そのために必要なのは有効な完熟堆肥であり、それらがあって野菜作りがあります。理想的には堆肥作り→土作り→野菜作りに入りたいと思っていますがこれは就農開始時期により、出来る事から始めることになると思います。いずれも時間がかかるものですから一朝一夕には出来ません。主に材料の厳選からはじまる堆肥をしっかり作ること、土を健康に保つことそしてストレス無く育つ作付によって、なんといっても安全で「本当に美味しい野菜」を作ることを意識したいと思います。

Step2 家畜の導入
とはいっても場所の問題等があるのでそれをクリアできれば難しいと思います。まず可能であれば初期は鶏を飼うことを目標にしています。飼育も比較的難しくなく残飯や屑野菜を効果的に利用してたまご、鶏糞を得るのに有効でサイクルに入れやすいと考えているからです。ただしその場合餌のばらつきが起こることが承知ですので、得られるたまごについても色や大きさ等品質のばらつきが起こります。しかしながらまずは与える餌を安全なものを厳選し、健康で安心できるたまごをしっかり作ることを意識したいと思います。豚や牛などはここまで経験した上で考えたいと思います。

Step3 エネルギー自給
私の農的生活のもう一つの柱です。ここでは現在、利用実現の可能な自然エネルギーシステムの導入を考えています。
・太陽熱温水器:太陽熱を利用した真空型温水器の利用によってお風呂や流し場での温水を賄いたいと思います。
・太陽電池:太陽光パネルの利用により電灯や電柵の電源とします。
・水車:水路や川を利用した水力発電によりやはり電灯などに利用したいと思います。
バイオガスプラント:人間や家畜の糞尿、生ゴミを原料として嫌気性発酵させ、メタンガスと有機酸アンモニウムを含有した液肥を作りたいと思います。メタンガスはそのままで煮炊きに使える他、ガス冷蔵庫、将来的には燃料電池に利用することが可能です。
これらはいずれも導入コストや出来るエネルギーの供給安定性など問題もあると思いますが、日常の補完的な利用でもかなり有効で、都度導入したいと思います。なにせ今研修を行っている家庭において実際に使われているため極めて現実的で、バイオガスプラントなどは立ち上げ導入経験もしましたので積極的に利用したいと思っています。

研修先の先進農家はやはり新規就農ではじめられ、ほとんどゼロから15年をかけてこれらを実現させています。現在の研修先の地区にこれを30年かけて実現しさらに習熟させ、町ごと意識を変えつつ仕組みを作りだした尊敬してやまない方もいらっしゃいます。私が実現するには10年なのか20年なのかどのくらい時間がかかるか計り知れません。しかし目の当たりに実現された先輩がいる恵まれた環境で研修している今、益々必ず実現したいし可能性はあると思っています。

野菜食べることが本当に環境にも健康にも良いのだということが見える農場を理想にして行きたいと思っています。

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