熊本県鹿本郡植木町(平成14年2月)
朝焼けの霜の圃場
愛犬ファルおじいちゃん有機JAS認証を取って運営している農場です。熊本は農業国で有機農業も盛んです。現時の報道ではJAS認証が岡山に次いで二位とのこと。またNPO活動も大木町を初め盛んな様です。植木町はスイカとメロンの産地で有名で、また歴史的には西南戦争の舞台にもなった田原坂を有する町です。郡部でありながら熊本城を望む市街地まで約30分、福岡までは高速で1時間程度に位置します。先述の通り早出しスイカの産地でビニルハウスの密集地があります。しかし写真の通り里山に囲まれた美しい圃場も点在する環境にあります。また温泉どころ熊本ならではで近くにひなびた植木温泉、少しはなれると有名な山鹿温泉、玉名温泉と身体を癒すにも良い環境です。
訪れた農場は宮崎出身の農場主が8年間の東京でのサラリーマン生活の後に就農して10年。つまりとにもかくにも就農時の状況が似ており大変勉強になりました。
ポイントは販売先で、上述した農業国熊本での顧客確保の難しさ、全国的な有機農家の問題(特に絶対人口の少ない地方で顕在化する)である提携家族の高齢化に伴う件数の減少の問題を抱えているとのこと。JAS認証による差別化を図った販売や仲間と品揃えを充実し、地元もしくは周辺地域への拡販を今後模索するといった展開を考えているとのことでした。とにかく何よりも現状の新規就農の厳しさをじっくり伺いました。
現在は有機農業に同じ志を持つ若い家族が他に二組入植しており、同農場の有機認証を地域で広める考えを持っておられるそうです。また熊本有機農業研究会の理事長も務められており日本有機農業研究会での活動もされています。