「まりのぶらぶらブラジル!!」

ブラジル紀行に寄せて...

私は1998年4月から10月までの半年間、ブラジルへ行って来ました。多くの人は不思議に思うことでしょう・・・。「なんでブラジルなの?」明確な答えはないのですが、大学4年の就職活動時期に、農業には興味があるけれど一歩踏み出す勇気が出ないと思い悩みました。
そんな時・・・農業以外にいろんな職業があるから迷うんだ!生きていくためには農業をするしかない場所へ行ってみよう!と、心のうちを探る旅を思いついたのです。

南米の熱帯林アマゾンに憧れていたこともあったし、ブラジルに詳しい人との出会いもあって、ブラジルに行く決心をしました。
ブラジルの農業というと・・・、大規模なコーヒーなどのプランテーションを想像すると思いますが、私は小農民の自給自足的な生活を希望していました。それも日系人ではなく現地人と共に。今思えば、ポルトガル語はほとんど話せず、ブラジルについての知識もろくにないまま、一人でよく行ったなぁと自分の無謀さ加減にあきれてしまうほどです。ですが、変な先入観を持たずに物事を見ることができたのはとても良かったと感じています。

「生きていくためには農業をするしかない場所」で半年間暮らし、現在私は念願の「農業」をする決心をして新しい生活をスタートさせました。あのブラジルでの経験がなかったら、農業で生きていこうなんていう思いは胸に押し込んだままだったでしょう。農業をする上で、あの経験は私の礎となっています。そして今、心を新たにするためにここに寄せることにしました。

この紀行は当時ブラジルから帰国して誰に見せるともなく記したものです。実際にはなにか明確な答えを見つけたわけではありません。しかし、さまざまな出来事がゆっくりと当時の私の心を晴らしてくれたことを思いだします。もっとも、今読み返してみると若気の至りでかなり恥ずかしい文章なのですが・・・その辺は大目に見ていただいて、のんびり読んでみてください。

まり

Go Brazil !!
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見つけてしまった...ブラジル紀行連載開始の経緯 おば少し...

ここででしゃばるのはヒンシュクものですが、まりのブラジル紀行を紹介するきっかけを作ってしまったので一言。
まりと話をするとき、時としてとても驚かされることがあってとっても面白い。夫婦は一生をかけてお互いを理解していくものだと思うが、まりの場合外見や日頃の行動からは容易に想像できないことに出くわすことが多いように思う。先日まりの知人が訪ねてきたときにもあらためていっていたのだが、日常はとてもスマートに飄々と(時にはぼーっと)しているのにその実、しっかりとした芯を持っている。ここぞという時の行動力と意思の主張には、僕はさっさと抵抗することを諦めてしまう。もちろん時としてその後にしまったと思うこともあるようだが、決して表には出さずなんとかしようと頑張っている。これにはいつもひそかに尊敬すらしている。
まりの単身ブラジル紀行にはその発想と行動力に正直驚いた。とても僕には真似できない。というか普通は真似できないンじゃないだろうか。一人の女性が体験するにはとても稀なことだと・・・そしてその紀行文がレポートとしてあることを見つけてしてしまった。そのレポートには彼女のその発想と心の動きが生き生きとした文章で表現されていた。

「・・・なんだかとてつもなく遠くて逃げ出そうにも逃げ出せないところまで来てしまった・・・という後悔がまず先にたった。聞くところによると、ブラジルでも一番貧しい地域で自然条件も厳しいらしい。・・・」

その後彼女は自然の美しさにすぐに元気とやる気を取り戻すのだが、普通想像もできない世界へとりあえず飛び込むことは、なかなかない。お風呂だって普通は足でそっと熱さを調べてそろそろ入るのだが、彼女はドブンと入ってしまって熱いーっ!て言ってる・・・少々強引なつながりだが、今回ふたりで新規就農したことも思い切った決断であることは間違いない。田舎暮らしや農業に憧れても本当に出来る人はいない。私の周囲の知人数名からその言葉を聞くことがあった。

とにもかくにもここで連載を開始するブラジル紀行「まりのぶらぶらブラジル!」は、まりの原点の一つでもあり、ある意味僕にとっても共通する原点と言える。また、次の一歩を考えている人にとっても、若い女性の単身の奮闘ぶりを見てなにか感じることがあるのではと思い紹介するに至った。あと、まりってどんな人かもわかってくるかも・・・こうご期待。

広野

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