2回目の今回はまずは活動の内容についてです。とは言っても始まったばかりで、概要に近い話になります。
任地は、ルソン島南部のバタンガス州クエンカ町。首都のマニラから南に90km離れた小さな町で、この町役場の農業事務所(デモファーム)に配属されました。
フィリピン政府は2010年に有機農業法を制定し、有機農業の推進に取り組んでいます。今回の配属先でも2016年にデモファーム施設を設立したものの、野菜栽培の知識や経験を持つスタッフが配置されていないため、本格的な野菜栽培は開始されていないという状況のようです。
そこで今回、この配属先スタッフへの野菜栽培技術指導を行う…という要請内容でした。具体的には、野菜栽培についての助言、地域に適した野菜の選定、有機肥料の生産体制構築などです。
まだ日が浅いのですが最初の印象としては、野菜畑として利用している場所が思ったより狭いな、と感じました。
敷地は5ヘクタールあるそうですが、家畜(豚・牛・ヤギ)がいたり飼料用の畑やココナッツの育苗などの土地が広く、野菜を育てている畑は家庭菜園程度に見えました。
他にまだ畑があるのか、周囲を草刈りしたら案外広いのか、まだまだわかりませんが、しばらくは皆さんのやり方を観察しながら、2年間どんなふうに活動しようか、目標をどこに定めようかとあれこれ思いを巡らせています。
ではでは。
Salamat po
(2023.9.3)
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